ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、2歳児の1月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 遊び方のルールなど、保育者の言葉を聞いて動いていく姿が見られる。
- 自分で出来ることに気づき、自ら行ったり他児の姿を見て知らせる姿がある。
- 思い通りにいかない事があると手が出てしまうことがある。
- 給食をおかわりする際、量の調節が難しく、入れすぎたり少なすぎたりする。
ねらい
- 冬の自然現象を見たり触れたりし、親しむ。
- 正月遊びや劇遊び・表現遊びをみんなで楽しむ。
- 相手(友だち)のこと思いやって関わることができるようになってくる。
- 食事のおかわり分を盛り付けするようになる。
月間予定
養護
- 他児との関わりが増える中で、個々により伝え方ややり取りの仕方が異なるため、トラブルも見られる。その都度、その場に応じた言葉の伝え方・やりとりを仲介に入る中で見せていき、自ら気持ちを伝えられるようにしていく。
- 洋服を片付けることはできている。片付ける際に畳むなどを意識したり自ら行ったりしていく。
- 一人ひとりの甘えや欲求に応え、安心して過ごせるようにする。
- 食育で様々な食材に触れ、苦手な食べ物もすすんで食べられるようになっていく。
教育
- 霜柱を見たり氷を作ったりして、自然現象に気付いたり体験できる機会を作ったりしていくことで、楽しみを味わう。
- 正月遊びでは自ら製作し、作った物で遊んでいく。
- 劇遊びでは役になりきる姿や遊びをリードする子が見られる。
- 集団での活動が行えるように、クラスで集まる時間を作ったり、ルールのある遊びを行ったりして集団での動きに意欲や楽しみを味わっていく。
- 他児と一緒に遊ぶ事を楽しみ、遊びの中で言葉のやりとりや会話が増える。
- 様々な道具(はさみ、折り紙、テープなど)を使って自由に製作する事を楽しむようになる。
環境構成
- 体力がついてきているので、保育者や子どもの人数に合わせて遠い公園に向かい、長い距離を歩いていく機会を増やしていく。また歩道橋や公共の場を通るなどしていき、散歩の中で歩くだけでなく、様々な経験ができるようにしていく。※時間、人数に合わせて対応していく。
- 劇遊びでは、保育者が楽しそうに演じることで、自ら劇遊びに参加していく姿が見られるように配慮していく。※少人数から始めていく。
- 子ども同士の仲立ちとなり、状況を見ながら個々の気持ちを代弁する。
- 盛り付けの際はそばについて量の声掛けを行うようにする。
家庭との連携
- 寒い中でも戸外活動を行うことをふまえ、体に合った動きやすい服装を具体的に伝え、準備してもらう。
- 食事のマナーや食事中の姿勢を家庭でも正しくできるように声を掛ける。
- 早寝早起きを意識してもらい、生活リズムを整える。