ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、3歳児9月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 園での生活の流れを改めて確認したことで、次にやるべきことに気がつき、自分でできることを進んで行おうとする姿がある。
- 運動会では4、5歳児の種目を見て、競技やダンスなどを楽しむ。
- 室内環境の見直しをしたり、ブロックや積み木の使い方を丁寧に伝えていったことで、子どもたちの方から片付ける姿が見られるようになる。
ねらい
- 保育者や友達といっしょに体を動かして遊ぶことを楽しむ。
- 身近な秋の自然にふれ、親しむ。
- 行事の練習を行う中で一つ一つの練習に興味を持ち本番に期待を持ちつつ自ら参加する。
月間予定
養護
- 残暑や朝夕の冷え込みで疲れやすい時期でも、生活リズムを崩すことなく、快適で健康に過ごす。
- 様々な運動遊びを通して、のびのびと身体を使えるようになり、友だちと一緒に活動する楽しさを感じる。
- 一日を通して快適に過ごせるように室温や服を調整してもらいながら、夏の疲れを残さず、健康に過ごす。
教育
- 様々な運動遊びを通して、のびのびと身体を使えるようになり、友だちと一緒に活動する楽しさを感じる。
- 身体を動かしたり表現する楽しさを感じる。
- 身の回りのことを自分でやろうとしていることや、できた部分を十分に認めていく一方で、もう少しでできそうなところはゆっくり見守りながら、やり方を見せるなどの援助をしていく。
環境構成
- 活動によって偏りが出ないよう子どもたちの体調や様子を見て活動を考えていく。
- 道具や素材のコーナーを準備し、子どもが作りたいものをすぐに作れるようにする。頻繁に補充を行い、使いたいときに使える環境を整備する。
- 気温や湿度調整に留意し、心地よく過ごせるようにする。
家庭との連携
- 健康伏態や経験したことなどを保護者に知らせてもらい、ひとりひとりの実態を把握し、保育に活かしていく。
- 保護者に、地震などの際の避難の流れ、連絡の取り方を改めて伝えるとともに、避難訓練の様子も共有していく。
- 夏休み中の睡眠や食事の様子や健康状態などを聞き、生活リズムの重要性や今後どう整えていくかを共有する。
評価・反省
- 運動会の練習も始まり、その中で友だちとの関わりも増えてきている。その姿を見守りつつ必要であれば保育者が仲介をして、より良い友だち関係を築いていけるようにしていきたい。
- 子ども達自身が自然の変化に気付き喜んでいるので、今後は自然物を取り入れた製作なども行っていきたい。