ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、2歳児7月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 花や虫等に興味を示し、観察していく姿が見られる。「これは?」「○○になってね」などの言葉のやり取りを楽しむ姿がある。
- 身の回りの事を自ら行いたい意欲がある。
- 様々な玩具や容器で遊びの幅を広げ、水遊びを楽しむ。
- 水がかかることを怖がり、水遊びへの参加を嫌がる子もいる。
ねらい
- 水の心地良さを感じ、様々な形で水遊びを楽しむ。
- 他児との活動を一緒に行う喜びを味わう。
- 身支度だけでなく、片付けも自ら行っていく。
- 水遊びを楽しみ、暑い夏を快適に過ごす。
- 食器の大切さを知り、進んで配膳を行う。
月間予定
- お誕生日
- 食育活動
- 避難訓練
- 保護者会
- 身体測定
- 避難訓練
- 体操教室
- 七夕集会
- 誕生会
養護
- オムツが濡れていると不快感を感じ、自ら伝えてくる姿が見られる姿があり、トイレに自ら向かっていく様子がある。
- 身の回りの事は自ら行いたい意欲があるので、荷物の準備等も保育者の側で出来るようにしていくことで、自分で出来ることを増やしていく。
- 保育者がそばに寄り添い、安心できる環境を作り、ひとりで入眠できるようになってくる。
- 完食や苦手な物が食べられた喜びを味わい、意欲的に食事をする。
教育
- 個々の花を大切にしていく姿が見られている。鼻花に水を挙げることの体勢さを知り、自ら行う事を伝え、習慣になっていく。また水をあげるだけでなく、その中で花の観察を行っていく。
- 成長(つぼみや背が伸びたこと等)や他児の花との違い等に気付いていくことの喜びや言葉でのやり取りの楽しさを味わっていく。
- 水では色水を使用し、混ぜると色の変化があることや心地よさを遊びのの中で楽しむ。
- 他児との関わりが増え、やりとりをする中で相手を思いやる気持ちが持てるようになってくる。
- 朝の会を通して、人前で話すことに慣れていく機会を作っていく。
環境構成
- 排泄では、遊びに夢中になるとトイレには「行かない」と答えることもあるので、個々に合わせて対応を行い、活動の節目で声かけをするなどの配慮を行うことで、成功体験を増やしていく。
- 色水では、テラスでの水遊びだけでなく室内活動の中で、スポイトなどで色を混ぜることで色の変化や霧吹きでの水の心地良さを知れる環境を整えていく。
- 水を嫌がる子へは、無理強いをせずに保育者が寄り添い、参加するようにする。
- 水遊び道具を用意し、遊びに飽きたり取り合いにならないようにする。
家庭との連携
- 排泄や食事等を出来るようになったことや園での姿を伝え、家庭でのやり方や様子を聞くことで、次の段階に繋げていく。
- 水遊びで使用する持ち物には記名もれがないように伝える。
- 家庭でもなるべく布パンツで過ごしてもらい、排尿の間隔を知れるようにする。