ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、4歳児9月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 友だちに自分の思いや考えを伝え、友だちの話も聞こうとするなど、お互いの思いを受け止めながら遊ぼうとする様子がある。
- 自分の思いをうまく伝えられず、友だちとぶつかることがある。
ねらい
- 夏から秋への自然の変化に気づき、自然物を見たりして興味を持つ。
- 活動と休息のバうンスに気を付けながら快適に過ごせるようにする。
月間予定
- 引き取り訓練
- 体操教室
- 敬老の日
- お月見会
- 誕生曰会
- 身体測定
養護
- その日の気温差などに気づき自らの体調を把握し、衣服の調節を行う。
- たくさん体を動かす一方で、午睡など休むときにはしっかりと体を休めて、健康に過ごす。
- 自分が園内で一緒に遊びたい友だちや、やりたい遊びを見つけつつ園生活のリズムを取り戻していく。
- 友だちと一緒に遊びながら、自分の思いと相手の思いの違いに気づき、折り合いの付け方を考えていく。
教育
- 秋に移り変わる自然の変化に気付き図鑑などで調べたり、遊びを通して興味や関心を持つ。
- 様々な運動遊びを通して、のびのびと身体を使えるようになり、友だちと一緒に活動する楽しさを感じる。
- 家庭で自分が経験したことや、興味をもったことなどを友だちや保育者に伝え、遊びに取り入れていく。
環境構成
- 残暑がまだ厳しい日があるので、外で長く活動をする場合には子どもの様子を丁寧に見ていき、日よけを使用したり、水分を多めにとったりして熱中症にならないようにする。
- 作りたいものがあるときに、いつでも作ったり描いたりできるよう、材料や道具をそろえたコーナーを用意する。
- 模造紙やホワイトボードなどを準備し、子どもたちが話し合ったことを保育者がイラストや文字で書き込んでいけるようにする。
家庭との連携
- 保護者にも防災訓練の流れを事前に伝え、有事の際の対応について確認しあう。
- 夏の疲れや寒暖差で体調を崩しやすい季節なので、服で調整できるように着替えの用意を多めにお願いする。
- 運動会に向けての取り組みの様子などを掲示物や園だよりなどで伝えつつ、親子で運動会を楽しみにできるようにする。
評価・反省
- 季節が少しずつ変わり、体調を崩してしまう児が多くいた。旬の食べ物などに興味を示して食べてみたいという気持ちが見られた。ルールを守り遊びを行い、また役割も子どもたち同士で決めていた。喧嘩が起こらぬよう長引かないように代弁をしていきたい。