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【4歳児】3月の週案の書き方や記入例
子どもの姿
- 手洗い・うがい・消毒が少しずつ習慣となり他児同士で声を掛け合う姿が見られた。またうがいについて話を聞いてからは意識して行うことができていた。
- 関わりの中で自身の考えを強要する児が多くみられていた。また、うまく伝えることができなかったらわかってくれなかったりすると手を出そうとしたりするなどの行動をとる児が多くみられていた。
- 春に近づき花粉などから目の痒みや鼻水の症状を訴える児が多くいた。
- 活動の区切りや室内での自由遊びなどの時間に室内を綺麗に保つ事を都度伝えたことで、玩具が落ちていることや椅子が机に入っていない事などに気付き、片付けられるようになってきた。
- 他児に対して嫌なことがあると強い口調を使う児が多く見られる。また、手を出しやすい児が増えてきている。してはいけないことと理解しているが、とっさにでてしまうことがある。
- 保育室内で走り回っている児が多く、声を掛けられている姿が良く見られた。注意を受けても5分程度の間があると声を掛けられたことを忘れてしまい、同じことの繰り返しとなっているため保育者の意識も高めて経過的に様子を見守ることもあった。
- 進級が近づいてきたため進級についての話をすることも増えたが、クラスが変わることは理解しているものの年長になったことで生じる変化、実感がない児が多いように感じた。
ねらい
- 自分の身の回りの物の整理を丁寧に行う。
- 友だちと一緒に共通のイメージを持って遊びを楽しむ。
- 園内外の自然に触れ、冬の自然の様子や春の訪れに気付く。
- 室温や気温から適切な衣服が分かり、自身で調節する。
- 友だちや保育者との関わりの中で正しい言葉遣いを知り、使ってみようとする。
- 行事の由来や意味を知り、興味関心を持って参加する。
- 見通しを持ちながら生活することにより、次の活動が始まる前に事前準備を行おうとする。
- 普段使わない体の部位を動かすことで全身の可動範囲を広げ、怪我のない体作りをする。
- みんなに譲り合いの気持ちを持って関わろうとする。
- ロッカーの整理整頓や、衣類を畳むなど汚れに気づき自身から清潔にしようとする。
- 進級に向けて、身のまわりの物事を大切にする気持ちを持ち過ごす。
- 自分の周囲にいる子の存在にも注意を配り、意識して活動に参加する。
- 身近な自然の変化に気付き、春の訪れに関心を持とうとする。
- 見通し持ち、自身で時計を意識しながら生活をする。
- 他児と関わる中で、相手の話を聞き入れ受け止めようとする。その中で言葉で解決をしていく。
月間行事
養護
- ひな祭りを通して、日本の文化を知る。
- 気温や室温に合わせた衣服を用意し脱いだ服は綺麗に畳もうとする。
- 生活する中で保育者の話を聞き見通しを持って過ごそうとする。
- 季節の変化を感じ、春が来たことの実感と共に自身が進級することへの期待を持ちながら生活する。
教育
- 友だちと話し合うことで遊びのルールを決め、守りながら遊ぶ楽しさを知る。
- 友だちに対して、優しい言葉遣いができるようにする。
- 自身の気持ちをコントロールしながら他児と関わり、気持ちを受け止めようとしてみる
- 友達と楽しく活動するためにルールや約束を守ろうとする。
- 他児に対して思ったことは言葉で伝えることを再度理解するとともに、相手の気持ちを受け入れようとする。
環境構成
- 友だちと協力したり相談したりしながら、遊びに必要な物が作れるように用具や道具を準備しておく。
- 図鑑や植物についての本を用意し、照らし合わせながら植物の観察を行えるようにする。
- のびのびと戸外活動が出来るように公園内の危険物やゴミなどを避け、安全に過ごせるようにする。
- 遊びに夢中になり休息を取らないような事がないよう時折声を掛け水分補給をしたり休憩をしたりしながら過ごす。
- 玩具の安全確認をし、子どもたちの使う道具は、取り出しやすいように用意しておく。
- 順番を待って並ぶ際、押し合いなどのトラブルを未然に防ぐ為に広く空間を取って分かりやすく並べるよう十分な場所の確保を行う。
- 子の人数に合わせた玩具の配置や数を調整し、好きな遊びを自由に楽しめるようにする。
- 身体を動かす上で、転倒や衝突などが予想される為、十分な距離を取り安全に活動出来るようにする。
家庭との連携
- 進級に向けた準備として、児が自立して行動していくことや進級する事に楽しさ、不安を感じている事などを家庭と共有し、安心して進級出来るように協力して準備をしていく。
- 健康状態についてこまめに連絡を取り合い、家庭との連携を図る。
- 家庭でも進級に向けて自分で登園準備、身の回りの事が出来るように協力してもらう。
- 花粉症などのアレルギーで症状を訴える児もいれば、風邪の症状の児もいる為、保護者と共有し両者ともが症状を把握しておけるよう1日の様子を連絡帳やお迎えを通してお伝えできるようにする。また、薬を飲んでいるなども把握しておけるようにする。