ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、5歳児7月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 他児とトラブルになった際には、自分で言葉で伝えようする姿が増えてくる。
- 玩具が少しづつ散乱しないようになってきて、身の回りの環境を整えようとする姿が徐々に見られる。
ねらい
- 友達と思いを出しあったり、自分の力を発揮したりして遊びを楽しむ。
- 水遊びやしゃぼん玉遊び等夏ならではの遊びを楽しむ。
月間予定
養護
- 水分補給、休息することの大切さを知らせ、生活習慣として身に付くようにする。
- 水遊びの身支度や後始末、排泄時の時の身辺自立が習慣づき、快適に過ごす。
- その日の気温・活動内容・子どもの体調に合わせて、休息や水分補給を行うよう声をかけ、健康に過ごせるようにする。
教育
- 遊びや活動を通して友達と楽しさを共有し合い、自分らしさを発揮する。
- ケガ・熱中症・感染症に注意しながら、暑さに負けず、元気に過ごす。
- プール遊びでや屋内遊びで夢中になって遊びこめるよう、おもちゃや用具をたくさんの種類準備する。
環境構成
- プールを設置し安全点検を行うとともに、夏の楽しい遊びに期待が持てるようにしていく。
- さまざまな道具や素材の使い方、扱い方などを知らせ、一人ひとりの自由な表現を見守っていく。
- 汗をかいたときに拭いたり、着替えたりするスペースを用意する。
家庭との連携
- シャワー、プールについて、持ち物や記入などのお願いをする。
- 夏祭りの詳細や取り組みの様子を伝え、期待や意欲が育めるようにする。
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本記事では、4歳児7月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- プール活動では少しずつ水に慣れる様にしていくことで、プール活動を楽しみに積極的に参加している。
- 捕まえた虫などを飼おうとして、図鑑などで調べようとしたり、保育者に聞いたりする。
- 水遊びやプール遊び、虫捕りなど、夏ならではの遊びを楽しむ姿が見られる。
ねらい
- 水遊びをする時のルールを覚え守りながら安全に気を付けて遊ぶ
- 他児と意見を伝え合い相手の意見を受け入れる。
- 夏祭りの行事に向けて興味を持ち、神輿を担ぐ練習や盆踊りなど、クラスで協力しながら練習を行う。
月間予定
養護
- 健康的に過ごしたり、安全に遊ぶ生活習慣やルールを知り、自分でできることは自分で行う。
- 清潔で快適に過ごすための身の回りのことを進んでする。
- 水分をこまめに補給したり、休息を十分に取ったりして、健康に注意しながら元気に過ごす。
教育
- 夏の行事に興味・関心を抱いて積極的に参加する。
- 夏ならではの水遊びやプール、戸外での昆虫採集などを楽しむ。
- 遊具の使い方を知り、友だち同士で「○○したらあぶないよ」などと声をかけあいながら安全に気をつけて遊ぶ。
- 子どもが表現したいイメージを大切にして、そのイメージを実現できるように援助する。
環境構成
- 水遊びのためのおもちゃ・用具をたくさん用意し、遊ぶ場所にはできるだけ日光が当たらないようにする。
- 保育室内は、風通しをよくするなど、湿度・室温に注意しながら、気持ちよく過ごせるようにする。
- 好きな時に休息したり水分補給できるよう、タープを張ったり、水を置いておいたりする。
- 熱中症対策として、水筒や帽子を用意してもらうなどの協力を家庭に依頼する。
家庭との連携
- 感染症予防の為、自宅でも手洗いうがいの習慣をつけられるよう協力してもらう。
- プール遊びについて、活動内容や水着などの持ち物を伝え、必要なものの準備をしてもらう。
- 気温が高くなり、体調を崩しやすい時期なので、食事、水分補給、十分な睡眠など、夏季の生活リズムの大切さを伝えていく。
ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、3歳児7月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 気温の高さから夏の疲れが出て、体調を崩す子がいる。友だちと生活したり遊んだりする中で、自分の気持ちややりたいことなどを相手に伝えようとする姿がある。
- 水遊びの前後の流れを知り、服の着脱を自分でしたり、脱いだ服を自分で畳もうとする。
- 身近な昆虫に興味関心を示し、楽しんで虫を探す。
ねらい
- 夏の生活の仕方を知り、身の回りのことを自分でする。
- 夏ならではの遊びを保育者や友だちと一緒にする。
月間予定
養護
- 健康や安全に十分気を付けながら、暑い夏を元気に楽しく過ごす。
- 夏の過ごし方を知り、身の回りのことを自分でやってみようとする。
- 熱中症や、夏に流行しやすい感染症に注意し、気温や室温に気を配るほか、子どもの体温や機嫌、皮膚などに異常がないかを注意深く確認していく。
教育
- 夏の気候や季節の遊びに触れ、活動を楽しむ。
- 集団遊びの中でルールのある遊びに触れ他児と理解して遊んでみる。
- 友だちと一緒に遊んで楽しむ経験を重ねる。
- 野菜の成長や変化に興味を持ち、観察、世話、収穫を喜ぶ。
環境構成
- 活動内容、時間の調節を行い、十分な休息をとれるようにする。
- 衣服や水着の着脱がしやすいように、着替え場所を広く設定する。
- こまめに水分補給の声掛けをするとともに、自分から水分をとることに気づけるように、水筒などは子どもの目に入るところに置いておく。
家庭との連携
- 保護者にプール遊びのために必要な持ちものを伝え、全てにわかりやすく記名して持ってきてもらう。
- 夏の感染症の予防に努めると共に、子どもの体調変化に気づいたら都度知らせ、早めに対応してもらうようにする。
- 汗を多くかく季節なので、着替えのしやすい服を、多めに用意してもらう。
- 気温や湿度が高い時期の体調管理について情報発信を行い、園では子どもが自ら水分補給などを行ったり意識的に休憩をとったりしていることを伝える。
ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、2歳児7月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 花や虫等に興味を示し、観察していく姿が見られる。「これは?」「○○になってね」などの言葉のやり取りを楽しむ姿がある。
- 身の回りの事を自ら行いたい意欲がある。
- 様々な玩具や容器で遊びの幅を広げ、水遊びを楽しむ。
- 水がかかることを怖がり、水遊びへの参加を嫌がる子もいる。
ねらい
- 水の心地良さを感じ、様々な形で水遊びを楽しむ。
- 他児との活動を一緒に行う喜びを味わう。
- 身支度だけでなく、片付けも自ら行っていく。
- 水遊びを楽しみ、暑い夏を快適に過ごす。
- 食器の大切さを知り、進んで配膳を行う。
月間予定
- お誕生日
- 食育活動
- 避難訓練
- 保護者会
- 身体測定
- 避難訓練
- 体操教室
- 七夕集会
- 誕生会
養護
- オムツが濡れていると不快感を感じ、自ら伝えてくる姿が見られる姿があり、トイレに自ら向かっていく様子がある。
- 身の回りの事は自ら行いたい意欲があるので、荷物の準備等も保育者の側で出来るようにしていくことで、自分で出来ることを増やしていく。
- 保育者がそばに寄り添い、安心できる環境を作り、ひとりで入眠できるようになってくる。
- 完食や苦手な物が食べられた喜びを味わい、意欲的に食事をする。
教育
- 個々の花を大切にしていく姿が見られている。鼻花に水を挙げることの体勢さを知り、自ら行う事を伝え、習慣になっていく。また水をあげるだけでなく、その中で花の観察を行っていく。
- 成長(つぼみや背が伸びたこと等)や他児の花との違い等に気付いていくことの喜びや言葉でのやり取りの楽しさを味わっていく。
- 水では色水を使用し、混ぜると色の変化があることや心地よさを遊びのの中で楽しむ。
- 他児との関わりが増え、やりとりをする中で相手を思いやる気持ちが持てるようになってくる。
- 朝の会を通して、人前で話すことに慣れていく機会を作っていく。
環境構成
- 排泄では、遊びに夢中になるとトイレには「行かない」と答えることもあるので、個々に合わせて対応を行い、活動の節目で声かけをするなどの配慮を行うことで、成功体験を増やしていく。
- 色水では、テラスでの水遊びだけでなく室内活動の中で、スポイトなどで色を混ぜることで色の変化や霧吹きでの水の心地良さを知れる環境を整えていく。
- 水を嫌がる子へは、無理強いをせずに保育者が寄り添い、参加するようにする。
- 水遊び道具を用意し、遊びに飽きたり取り合いにならないようにする。
家庭との連携
- 排泄や食事等を出来るようになったことや園での姿を伝え、家庭でのやり方や様子を聞くことで、次の段階に繋げていく。
- 水遊びで使用する持ち物には記名もれがないように伝える。
- 家庭でもなるべく布パンツで過ごしてもらい、排尿の間隔を知れるようにする。
ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、1歳児7月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 水遊びでは初めてのことに始めは不安そうな姿もあるが、すぐに慣れて思い思い水に触れ楽しむ姿がある。
- 身振りや自分なりの言葉で保育者に気持ちを伝えようとする姿がある。
- 初めは不安な表情を浮かべていた水遊びも徐々に進んで参加するようになる。
- 保育者の援助を受けながらマークを探して準備や片付けを行う。
ねらい
- 身の回りのことを手伝ってもらいながら、小さな成功体験を通してより意欲的に取り組む。
- 水遊びを通して実際に水に触れて遊ぶことを楽しむ。
- 水の感触に慣れ、保育者や他児と関わりながら水遊びを楽しむ。
- 登園後や散歩の準備、食事の片付けなどに意欲的に取り組む。
月間予定
- 身体測定
- 水遊び
- 避難訓練
- 身体測定
- 避難訓練
- お誕生会
- 体操教室
- 七夕集会
- 水あそび
- 個人面談
養護
- 信頼できる保育者に気持ちに寄り添ってもらい、共感してもらいながら、安心感を持ち生活する。
- 水遊びでは不安がる子は声掛けをしながら寄り添うことで少しずつ水に慣れるようにする。
- 自分のマークを覚え始めてきたらなるべく声掛けで援助を行い、「できた」達成感が味わえるように褒めていく。
教育
- 保育士と一緒に着脱する中で、おのおのできることが増えていく。
- 一日生活していく中で簡単な言葉や指差しで気持ちを伝えようとする。
- 保育者の援助を受けながらエプロンとお手拭きを別々に片付ける。
環境構成
- 個々の発達に合った玩具を種類豊富に用意していき、夢中になって楽しめる環境を作る。
- 水遊びバック用の箱は高すぎない物を用意し、自分でも取り出せるようにする。
- 水遊びで使用する玩具は十分用意し、飽きないよう工夫する。
- お手拭き用のカゴはロッカーの近くに置き、片付けしやすいようにする。
家庭との連携
- 楽しんで取り組んでいることやできたことなどをその都度情報を共有していき、園と家庭で差異のない働きかけに配慮する。
- 水遊びカード、朝の受け入れで子ども体調をしっかりと確認し合うことで、無理なく水遊びに参加し、体調を崩さないようにする。
ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、0歳児7月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 寝返りや、ハイハイにより行動範囲が広がり、今まで以上に様々な玩具に触れ興味を持ち探索活動を楽しんでいる。
- お腹が空いたことを泣いたり、声を出したりしながら保育者に伝え、意欲的に食事に向かっていく。
- 時には保育者におんぶや抱っこをしてもらいながら安心して眠りについている。
- 全員が散歩に行けるようになり、外の空気や景色に触れることで、気分転換が取れるようになってきた。
- つかまり立ちが盛んになり、動きが活発になってきた。
ねらい
- 寝返りやハイハイをして体を動かしながら遊びを楽しむ。
- ゆったりとした雰囲気の中で様々な食材に親しみを持ち味わっていく。
- 安定した生活リズムの中で、充分な休息をとっていく。
- 水に慣れ、保育者と一緒に水遊びを楽しむ。
- 身体全身を使って遊ぶ。
月間予定
養護
- 信頼している保育者がそばにいることに安心し、甘えたい気持ちをその都度受け止めてもらいながら、落ち着いて遊びに向かっていく。
- 食欲、睡眠、排泄などの欲求をその都度満たしてもらいながら快適に過ごし、充分な栄養と休息をとっていく。
- 水遊びに慣れるよう、少しずつ水に触れるようにしていく。
- 子ども用のスプーンを持たせて、一緒にすくう練習をしていく。
教育
- スプーンを握ってみたり、自分で食べようと食材に手を伸ばし、口に入ると笑顔になったりしながら意欲的に食事に向かっていく。
- 腹ばい、ハイハイ、つかまり立ち等、安全な環境の中で存分に体を動かし楽しんでいく。
- 遊びの中で保育者に優しく声をかけられたり、一緒に歌に親しんだりしながら喃語を育くむ。
- 手づかみ食べを自分からしようとし、スプーンの上手持ちも出来るようになっていく。
- ハイハイや伝い歩きなどで身体を充分に動かして遊ぶことを楽しむ。
環境構成
- 保育室内を存分に体を動かしながら探索活動を行なえるように完全管理と、玩具を口に入れる姿もあるので衛生管理もしっかりと行っていく。
- 子どもたちが安心して眠れるように、周りの子が泣いた際は別室で落ち着けるようにするなど、落ち着いた環境づくりをする。
- 室内を適温に保ち、快適に過ごせるようにする。
- 危険のないように棚などの環境を整えていく。
家庭との連携
- 気温も高くなり体温調節が発達していない子どもたちの体調面により注意していく必要があるため、家庭と園で体調面の情報交換を密に行い、子どもたちが健康で快適に過ごしていけるように努めていく。
- 朝や昨晩の体調を伝えてもらい、体調に変化のある時は、水遊びはなしにするようしていく。