ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、5歳児の1月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 生活をする中で友達や保育者と話し合い、活動などを進めていこうとする様子が見られた。
- 自由遊びでは、子ども同士で提案し合い遊び方を工夫する姿や遊びの中で問題が起きたときは話し合い解決しようとする姿が見られた。
ねらい
- 就学に向けて、園と家庭で連携を取りながら生活リズムや生活態度を見直し、整えていく。
- 自分の気持ちや考えを伝えたり、友だちの意見にも耳を傾け、受け入れながら、他者との関わり方を学び、関係性を深めていく。
- 積極的に戸外遊びを楽しみながら、寒い季節を健康的に過ごす習慣を身につけていく。
月間予定
養護
- その日の気温、気候、自分の体調に合わせて衣服の調節を自ら行い快適に過ごせる。
- 自ら進んで身の回りの整理整頓を行い、 みんなで使うものも大切にしようとする。
教育
- 友だちと決めた目標を達成するために一緒に頑張ろうとする。
- おもちつきやお節の由来を知り、お正月ならではの遊びを楽しむ。
- 冬の自然現象を、他児と一緒に見たり試したり調べたりして、興味や関心を高める。
環境構成
- 昔遊び(コマ、凧揚げ、すごろく、カルタ、福笑い、けん玉、羽根つきなど)が体験できるよう、子どもたちが手に取りやすい場所に様々な種類と十分な数の玩具を用意しておく。
- 遊びに必要な物を用意し、ルールを決めながら自由に使えるようにする。
家庭との連携
- 年末年始で過ごしてきた生活リズムから徐々に規則正しい生活リズムにしていけるよう、連携を取っていく。
- 就学前の面談にて伸ばしていく所や見直していく所を伝えていく。
教育相談では、外部機関との連携が必要になるケースもあります。就学相談をはじめとした、教育相談を学べるお勧めの本はこちら!👇
ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、4歳児の1月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 凧揚げ、こま回し、福笑いなど異年齢同士が好きな遊びに集まり、関わりが広がる。
- 外での遊びを通して、冬の自然の不思議な現象を発見したり、自分なりに想像したり試してみたことを友だちに伝える。
ねらい
- 正月ならではの習慣や遊びをお友だちと一緒に楽しむ。
- 冬ならではの自然に興味を持ち、触れたり、試してみたりする。
月間予定
養護
- 時間を意識し、見通しを持って1日を過ごす。
- 戸外で季節を感じながら、全身を使って元気に遊ぶ。
- 自分から手洗い・うがいを行い、風邪をひくことなく過ごす。
- 手洗い・うがいで風邪やインフルエンザが予防できることを伝えるとともに、正しい洗い方を意識できるように手洗いのやり方を掲示する。
教育
- 友だちと話し合う際に、自分の気持ちを表現する為に様々な言葉を活用してみる。
- お正月遊びを通して、ルールを守りながら友だちと遊ぶ楽しさを知る。
- 霜柱や氷など、冬ならではの自然に気がつき、関心をもって遊びに取り入れる。
環境構成
- 季節に合わせた活動を行い、遊びを楽しめるようにする。
- 保育者の仲介を少しずつ減らしていき、自分の言葉で話せるようにする。
- 感染症予防のため、手指の消毒液をはじめ玩具などの消毒を行う消毒液、マスク、使い捨てビニール手袋などを多めに準備しておく。
- 遊びのルールやクラスでの決まり事を決めるときには、一人ひとりが自分の考えを伝えてみんなで考えていける場をもつ。
家庭との連携
- 感染症などにかかった子が出た際は、速やかに保護者に伝え、手洗い、うがいなど感染予防の協力をお願いしていく。
- 細かい体調の変化を共有し、感染症流行を防ぐ。
- 行事や、活動を通しての一年間の成長を伝え、振り返り、喜びあったり課題を知り、進級への期待を持てるようにしていく。
- 年末年始で乱れがちになっていた生活リズムを取り戻していけるよう伝えていく。
ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、0歳児の1月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 靴下やエプロンの着脱、玩具の片付けなどを自分でやってみようとし、自分で出来たことを喜ぶ姿がある。
- 保育者と歌遊びや手遊びを楽しむ中で、保育者の真似をして楽しんでいく。
- 楽器や手遊びに興味が出て来て保育者と一緒に行うようになってきた。
- 言葉や仕草で保育者に気持ちを伝えようとする姿が見られるようになって来た。
ねらい
- 自分でやりたい気持ちを充分に満たしながら、満足感や達成感を味わいのびのびと過ごしていく。
- 保育者との関わりや絵本などを通して、言葉への興味や意欲を育んでいく。
- スプーン、フォークを使って食べることを楽しんでいく。
- 思いを簡単な言葉や仕草で伝えようとする。
月間予定
- 身体測定
- 保育始め
- お正月会
- 体操教室
- 身体測定
- 避難訓練
- お誕生会
養護
- 自分で食べることに満足し、スプーンやフォークを意欲的に使っていく。
- できたことをその都度褒められて、のびのびと過ごしていく。
- 散歩では手を繋いで歩く機会を増やしていき、安定した歩きが出来るよう見守っていく。
- 自分の持ち物がわかるようマークを確認しながら、出し入れをしていく。
環境構成
- 扉タイプのロッカーを移動したり、ロッカーの段を下げたりと、個々の発達に合わせた環境をつくり、自分でやってみることに満足できるようにしていく。
- 発達に合わせた玩具を用意し、個々が遊びに満足できるようにしていく。
- ぽっとん落としやシール貼りが集中して出来るような環境作りをしていく。
- 室内の温度や換気に気をつけて快適に過ごせるよう環境を整えていく。
家庭との連携
- できるようになったことをその都度伝え合い、成長の喜びを共有していく。
- インフルエンザなどの感染症に注意し、早めの受診をお願いしていく。
ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、1歳児の1月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 年末年始の休みをはさみ、久しぶりの登園で泣いてしまう子も中にはいるが、すぐに気持ちを切り替えて遊びに向かえる姿もみえる。
- できることが増えたり以前より言葉を多く発するようになる子もいる。
- 相手に思いが上手く表現できず、伝わらずにかんしゃくを起こしたり、自己主張やこだわりも出てきて、トラブルになることもある。
- 雪や霜に触れたり息が白くなることなどから「冬」を感じる。
ねらい
- 代弁してもらいながらも、自分なりの言葉や仕草で保育者や他児とのやり取りを楽しむ。
- 主張や気持ちを受け止めてもらい、認められている安心感や充実感を持って過ごす。
- リズムに合わせて体を動かすことを楽しんでいる。
- 保育者や友だちと役割のあるごっこ遊びをしたり、集団で簡単なルールのある遊びを楽しむ。
- 寒い日でも戸外で身体を動かし、雪・氷・霜などの自然に触れる。
月間予定
- 身体測定
- 避難訓練
- お正月会
- 身体測定
- 避難訓練
- 体操教室
- お誕生会
養護
- 全体で活動する中でも個々と密に関わる時間を作っていき、一人ひとりが満たされながら落ち着いて過ごせるよう配慮する。
- 自分では伝えきれない部分が多く、もどかしい気持ちを汲み取っていくことでその都度解消していく。
- 子どもの「できた」を見逃さず、できたことを一緒に喜び共有することで、意欲を持って取り組み、習慣になるようにする。
- 子どもの思いを汲み取り、適切に代弁や仲介を行う。
教育
- 他児とのやり取りで仲介に入ってもらいながら、関わり方をその都度知っていく。
- 食事では声掛けや補助を受けることによって、食具の下手持ちを習慣にする。
- 保育者の援助を受けながら上着の袖に腕を通したり、ファスナーを上げたり、ボタンを留められるようになる。
環境構成
- 長い休みをはさみ、生活リズムが乱れている子も予想されるので、個々のリズムを整えながら、無理なく過ごせる環境づくりをしていく。
- 上着入れの箱、上着掛けを導線を考慮して配置し、登園後の準備がしやすいようにする。
- 玩具の配置を工夫し、集中できる空間を作る。
家庭との連携
- 休み中の過ごし方や体調等を伺い、共有していく。
- 休み中の生活リズムを見直し、整えていく。
- インフルエンザや風邪などの冬に流行する病気に気を付けて体調管理をしていく。
ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、3歳児の1月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 年末年始の休みをはさみ、久しぶりの登園で登園時に戸惑う様子の子どももいるが、すぐに気持ちを切り替えて遊びに向かう姿もある。
- 休み中に何をしていたのかを、保育者や友だちと共有することを楽しむ。
- 雪や霜に触れたり息が白くなることなどから「冬」を感じる。
ねらい
- 冬を健康に過ごす生活のしかたがわかり、自ら行おうとする。
- 正月遊びを保育者や友だちと一緒に楽しむ。
- 冬の自然に興味を持ち、見たり触れたりする。
月間予定
- 正月遊び
- 誕生会
- 身体測定
- 避難訓練
- おはなし会
- 英語教室
- 体操教室
- 食育活動
養護
- 活動の準備に意識を向け、気持ちを整えながら丁寧に行う。
- 園での生活の流れと身の回りのことのやり方がわかり、できることは自分からやろうとする。
- 園での遊びや活動の中で自分の好きなことを見つけ、楽しみながら安心して園生活をおくる。
教育
- 身のまわりのことや、遊んだ後の片付けを自分でやりやすいように、保育室内のものの配置を整えたり、スペースを広く確保したりする。
- クラスの約束・ルールを守ることに意識を向ける。自分たちで遊びに誘い合ったり、ルールを伝え合ったりしながら遊ぶ楽しさを感じ、お互いの関わりを深めていく。
- 冬の自然(雪、霜)をたくさん見つけ、遊びへとつなげていく。
環境構成
- お正月遊びなどの中で伝承遊びに触れる。
- 一つ上の子たちと関わっていく中で、進級する楽しみや嬉しさを感じ過ごしていく。
- 今一度、生活でのルールを見直し、トイレの使い方などルールを意識して活動する。
家庭との連携
- 感染症が流行しやすい時期なので、些細な体調の変化も伝え合うようにすると共に、園で流行している感染症があれば伝えていく。
- 休み明けは生活リズムが不規則になっていることもあるので、家庭でも生活リズムを整えてもらえるよう伝えていく。
ももいくナビでは、実際の保育現場で使える月案の記入例を年齢別×月別にご紹介しています。
本記事では、2歳児の1月月案の記入例をご紹介します。
子どもの姿
- 遊び方のルールなど、保育者の言葉を聞いて動いていく姿が見られる。
- 自分で出来ることに気づき、自ら行ったり他児の姿を見て知らせる姿がある。
- 思い通りにいかない事があると手が出てしまうことがある。
- 給食をおかわりする際、量の調節が難しく、入れすぎたり少なすぎたりする。
ねらい
- 冬の自然現象を見たり触れたりし、親しむ。
- 正月遊びや劇遊び・表現遊びをみんなで楽しむ。
- 相手(友だち)のこと思いやって関わることができるようになってくる。
- 食事のおかわり分を盛り付けするようになる。
月間予定
養護
- 他児との関わりが増える中で、個々により伝え方ややり取りの仕方が異なるため、トラブルも見られる。その都度、その場に応じた言葉の伝え方・やりとりを仲介に入る中で見せていき、自ら気持ちを伝えられるようにしていく。
- 洋服を片付けることはできている。片付ける際に畳むなどを意識したり自ら行ったりしていく。
- 一人ひとりの甘えや欲求に応え、安心して過ごせるようにする。
- 食育で様々な食材に触れ、苦手な食べ物もすすんで食べられるようになっていく。
教育
- 霜柱を見たり氷を作ったりして、自然現象に気付いたり体験できる機会を作ったりしていくことで、楽しみを味わう。
- 正月遊びでは自ら製作し、作った物で遊んでいく。
- 劇遊びでは役になりきる姿や遊びをリードする子が見られる。
- 集団での活動が行えるように、クラスで集まる時間を作ったり、ルールのある遊びを行ったりして集団での動きに意欲や楽しみを味わっていく。
- 他児と一緒に遊ぶ事を楽しみ、遊びの中で言葉のやりとりや会話が増える。
- 様々な道具(はさみ、折り紙、テープなど)を使って自由に製作する事を楽しむようになる。
環境構成
- 体力がついてきているので、保育者や子どもの人数に合わせて遠い公園に向かい、長い距離を歩いていく機会を増やしていく。また歩道橋や公共の場を通るなどしていき、散歩の中で歩くだけでなく、様々な経験ができるようにしていく。※時間、人数に合わせて対応していく。
- 劇遊びでは、保育者が楽しそうに演じることで、自ら劇遊びに参加していく姿が見られるように配慮していく。※少人数から始めていく。
- 子ども同士の仲立ちとなり、状況を見ながら個々の気持ちを代弁する。
- 盛り付けの際はそばについて量の声掛けを行うようにする。
家庭との連携
- 寒い中でも戸外活動を行うことをふまえ、体に合った動きやすい服装を具体的に伝え、準備してもらう。
- 食事のマナーや食事中の姿勢を家庭でも正しくできるように声を掛ける。
- 早寝早起きを意識してもらい、生活リズムを整える。