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みなさん、こんにちは!
このコラムは、子どもたちの運動能力を高めるために様々な角度から「からだを操作する力をはぐくむ」方法を紹介していきます。幼少期に体を思い切り動かしのびのび過ごすと、何事も意欲的に取り組む態度が養われ、健やかな心の育ちも促す効果があります。
ぜひ、日頃子どもとかかわる中で、参考にしてくださいね。
発達に合わせた運動をすることは、それらの機能が一層促進され怪我の予防になります
ここからは、年齢ではなく発達にあわせたアプローチを説明していきます。
年齢はあくまでも目安です。運動も個々の発達に合わせていくことが重要です。できるようになった動きを様々な環境で実施してあげることで、子どもたちの活動意欲を満足させてあげることができます。できない動きをできるように「練習」することはしないようにしましょう。
今回はピクトグラム①から⑧、おおよそ3歳児までの動きを中心に説明します。
①おおむね1歳5か月②おおむね1歳6か月③おおむね1歳9か月
④おおむね1歳5か月⑤おおむね3歳
⑤の動き↓
⑥おおむね3歳1か月⑦おおむね3歳5か月⑧おおむね3歳7か月
両足を揃えてジャンプすることは、全身運動であり、跳び方に変化をつけるだけで瞬発性(一気に筋力を発揮する能力)、敏捷性(身体あるいは身体の部分の方向を素早く変える能力)、巧緻性(正確に動く、巧みに動く)、速度(単純な動きを素早く)、平衡性(全身の位置や釣合いを知る能力)、小さくしゃがんでから大きくジャンプなどを取り入れると、柔軟性(関節の可動域、筋肉の伸展性、弾力性)の獲得にもつながります。
また「数」「色」「動物」「形」などのイラストゲーム、「じゃんけん」「音楽」などを取り入れ、子どもたちへ様々なルールを記憶させ、守りながら運動することは、知的能力も養うことにも繋がります。
両足跳びは、お部屋でもできる運動です。ぜひ安全な環境を整えて、実施してくださいね。
筆者の著書で、より詳しく子どもの運動について学べます!