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保育士は他人の子どもを預かる立場にあります。子どもの見本となることはもちろん、保護者に不安を与えないようにするのが理想的です。
そのためにはまず、服装や身だしなみを気を付けることが大切です。「人は見た目が9割」という言葉もあります。
今回は、保育の現場にふさわしい服装をご紹介します。是非、参考にしてくださいね。
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保育士の服装選びにおいて、大切にしたいポイントを3つ、ご紹介します。
子どもと接する上で、誤飲や怪我を招くような飾りがついている服はNGです。
スタッズやビーズなどのついた服装は避けましょう。
ボタンも可能な限り避けた方が安全です。
もし、ボタンがついた服を着る必要がある場合は、取れていないか、また取れかかっていないか確認するよう気を付けましょう。
フードがついた服も、子どもが引っぱったりぶら下がったりする可能性があるため、避けた方が良いでしょう。
また、服装の色彩も気を付けたいポイントです。
子どもは色の刺激に敏感です。赤などの強い色合いの刺激を受けると興奮しやすくなる場合があります。お昼寝の時間に眠れなくなってしまうこともあるので注意してください。
保育士は身体を動かす仕事ですので、動きやすい服装を選ぶことが大切です。
子どもと遊ぶ中で走ることはもちろん、危険に対応するために素早い動きを求められることもあります。
ボトムスはズボンの着用、特に動きやすさの面でストレッチ素材をおすすめします。
サイズのあったジャージやチノパンを選びましょう(職場によってはジャージNGの場合もありますので、注意してください)。
トップスは、ユニフォームの指定が無い場合、Tシャツがベストです。毎日洗うことを考えると、薄手のTシャツは乾きやすく、便利です。
子どもの手本となることはもちろん、保護者の信頼も大切である保育士の仕事において、露出の多い服装はふさわしくありません。
夏の暑い時期であっても、タンクトップやキャミソール、短パンは避けましょう。
周囲からの目だけでなく、保育士は夏場も子どもと外で活動する仕事ですので、虫刺されや日焼けを防ぐためにも、露出は少ない方が良いと言えます。
服装選びは身だしなみの側面も重要ですが、自分自身の体調管理の側面からも大切です。
暑い夏や寒い冬にも対応するために、具体的に何を身につければよいのか?という疑問にお答えします。
春に注意したいのは、意外と日差しが強いことと、寒暖差が生じることです。
長袖Tシャツをメインに、羽織れるものも準備しておくことをおすすめします。
・長袖Tシャツ
・UVカットの薄手パーカーやカーディガン
夏は日焼け対策と室内外での気温差対策が重要です。
屋内の冷房対策として、羽織れるものがあるといいですね。
・Tシャツ(吸湿速乾性のあるものもおすすめ)
・日よけ帽子
・薄手のパーカーやカーディガン(日焼け・冷房対策)
秋も終盤になると、朝晩と日中の寒暖差は大きくなります。
気温差に対応できるよう、調整しやすい服装がおすすめです。
・長袖Tシャツ
・パーカーやカーディガン
冬は冷え込む一方で、保育室は暖房で温かく保たれているケースが多いです。
外に出る際は、寒さを我慢せずに、温かいアウターを羽織るようにしましょう。
・トレーナー
・吸湿発熱素材のインナー
・着脱しやすいアウター
今回、服装選びのポイントや、おすすめアイテムをご紹介いたしました。
ユニフォームの指定がない場合、「何を着るか」は頭を悩ませますよね。
保育士として働く上で、服装の自由は制限されますが、子どもたちの見本、園の顔としてふさわしい身だしなみを心がけることで、園内外の人から得る信頼にも繋がりますよ。