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保育士にとって、休憩をまわしたり、ノンコンタクトタイムの確保のため重要となる「午睡タイム」。
しかし、赤ちゃんによっては泣いたり、興奮していたりしてなかなか寝付けない子もいるでしょう。
そんな悩める保育士におすすめなのが、誰でもできる赤ちゃんを寝かしつける方法です。
ご紹介する方法をぜひ実践してみてください。
大人も子どもも同じで、ぐっすりと眠るには気持ちが穏やかで安心した状態である事が必要です。
赤ちゃんが安心する方法を、2つお伝えします。
添い寝してボディタッチすることが、非常に効果的です。優しく頭を撫でたり、耳たぶを触ったりすることで、自然に眠りに誘います。
身体をトントンと叩いてあげるのも良いですし、さすってあげるのも良いでしょう。最初は少しだけ強くトントンして、眠りにつきそうになったら心音のリズムに合わせて優しくするのがポイントです。
また、おでこから鼻筋にかけて、やさしくスッとなでるのを繰り返す方法もあります。
はじめは色々試すことで、その子の眠りにつきやすいパターンを見つけましょう。
入園したての頃、どうしても慣れず寝付けない場合は、お気に入りの小物をひとつ、側に置く事も効果的です。
タオルであったり、ぬいぐるみであったり、赤ちゃんにはそれぞれお気に入りの小物があるはずです。
保護者の人にお気に入りの小物が無いか聞いてみると解決するかもしれません。
ただし、窒息防止のため、布団の周りには何も置かない事が基本です。眠りについた後は、必ず子どもから離しておきましょう。
眠りには、リラックスできる環境作りが大切です。部屋の明るさや室温・湿度はもちろんですが、その他にも効果的な方法を2つ、お伝えします。
子守唄を歌うのも良いですが、それよりもCDやオルゴールでゆったりしたBGMを流すのが良いです。お昼寝の時間だと認識させることが出来るだけでも、寝かしつけしやすくなります。
他にも呼吸や心音に似た単調なリズムを繰り返すのも、BGMとして利用できます。メトロノームや時計の針の音などを流すのも眠りに誘うのに活用してみましょう。
▼眠りをさそうBGMのおすすめはこちら
スリーピングベイビー~おやすみ赤ちゃん~
なかなか寝付けない子には絵本を読んであげると良いでしょう。絵本でなくても、静かに優しく語りかけるだけで大丈夫です。
保育士がリラックスして語りかけることで、赤ちゃんも相手の穏やかな気持ちを感じ取り、ゆったりとした気持ちになることができます。
▼眠りをさそう絵本のおすすめはこちら
おやすみなさい おつきさま
今回ご紹介した方法でも眠りにつかない場合は、最後の手段として抱っこして寝かしつけを行いましょう。赤ちゃんによっては、おんぶの方が効果がある子もいるかもしれません。
ただ、保育士1人で複数の赤ちゃんをみる中で、全員を抱っこして寝かしつけるのは難しいのが実情です。
寝るのに大切なのは安心とリラックスする気持ちです。その子の安心とリラックスのポイントを見つけるために、まずは色々な方法を試してみてください。