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ももいくNEWS① 世界と日本の保育シリーズ

こんにちは、ももいくナビ運営事務局です。

定期的に保育や幼児教育に関する記事を紹介してまいります!

第1回目は「世界と日本の保育シリーズ」です。

2017年8月22日の日本経済新聞朝刊に、各国の保育政策を比較した記事が掲載されました。

主にヨーロッパ諸国を例に挙げ、幼保一体となったカリキュラム導入が進んでいると伝えています。

今回はその記事を部分的に引用・紹介いたします!(引用分は青字で表記しています。)

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■オランダはカリキュラムの地方裁量拡大

  オランダはカリキュラムを一定程度地方の裁量に任せている。例えば移民の多い地域は移民の文化を扱うことが可能だ。地域のニーズに合わせた柔軟な教育が特徴だ。

  また同国では施設利用料を企業が支えることが多い。同国は就業者に占めるパートタイマーの比率が40%近くにのぼる。人手が逼迫すると労働者が長期間、職場を離れるのは企業にとって大きなダメージになる。保育施設を労働者が企業に着実に労働力を提供するために必要なものと考え、企業がコストを負担する。

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企業による保育施設の整備について、日本でも昨年度から企業主導型保育所の整備が始まりました。

平成29年3月現在では871施設が助成対象となっており、およそ20,300名の子どもを受け入れています。

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■オーストリアは大人とのかかわり重視

  OECDの田熊美保シニア政策アナリストによると、子育て施設の質には規制と周囲とのかかわりという2種類の視点がある。施設の広さや子ども1人当たりの職員数が規制の質にあたる。日本の認可保育園の場合、こうした規制は充実しているとされる。

 ただ子どもと、周りの職員や保護者とのかかわりも教育の質を左右する。英国の研究では子どもの言語能力に親の文章力が大きく影響するという結果が出ている。幼児は親や子育て施設の職員が本の読み聞かせなどをすることで語彙を学ぶ。

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保護者を巻き込んで保育における教育の質向上を目指している点が興味深いですね。

絵本の読み聞かせについて様々な研究がなされていますが、

日本では家庭での保護者や兄弟による読み聞かせが80%以上と高い割合で行われています。

ご家庭でのご家族の努力を保育士がくみ取れれば、信頼関係の構築の一助になるかもしれませんね。

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■ニュージーランド、子育て施設のカリキュラムを一元化

 ニュージーランドの子育て施設には幼稚園や保育所といった様々な種類があるが、カリキュラムは全て同じだ。もともとは子育て施設は全て教育省が一元管理しており、小学校までに必要な教育を保育所でも行っている。

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保育所保育指針の平成29年度告示における改定の方向性においても、

保育所での保育における幼児教育の積極的な位置づけが盛り込まれています。

日本では保育所・幼稚園それぞれの理念に沿ったカリキュラムの実施がされていますが、

今後は働く世代の応援に加え、「小1の壁」に代表される就学時のギャップを減らし、

円滑に小学校生活に適応できるよう生活を整えていく役割が、保育にも求められそうです。

今後も保育や幼児教育に関する様々な記事を紹介していきます。お楽しみに!

記事タイトル:各国の保育所、就学前の教育に力点 質の重視が潮流に 幼保一体 カリキュラム導入進む

引  用  元 :2017/8/22 日本経済新聞 朝刊

U   R   L   : https://style.nikkei.com/article/DGXMZO20087950X10C17A8TY5000?channel=DF130120166018&style=1

[本記事掲載日:2017年9月1日]

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