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合同保育(異年齢児保育)について

保育園の中で合同保育となる場面には2つあります。クラスをまたいで異年齢児と過ごす縦割り保育という設定と、朝や夕方の延長時間帯を異年齢の子どもたちが一緒に過ごす時間があります。保育園によってはなかよしタイムなどの呼び方をしているところもあるよ
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保育園の中で合同保育となる場面には2つあります。クラスをまたいで異年齢児と過ごす縦割り保育という設定と、朝や夕方の延長時間帯を異年齢の子どもたちが一緒に過ごす時間があります。保育園によってはなかよしタイムなどの呼び方をしているところもあるようです。ここでは、朝と夕方に過ごす時間の合同保育についてお話します。

◆培われること

異年齢児が関わりあって過ごす中で生まれるメリットとして次のようなことがあげられます。

・年上の子への憧れから「じぶんもやってみたい」いう意欲的な態度が培われる。

・年下の子に対しての思いやりや、お手伝いやお世話をすることで思いやる気持ちや優しくすることが自然にできるようになり、自信につながる。

・年上、年下の関わりとして相互に教えあったり、学び合ったりしながら共に育ちあうことができる。

・年上の子と関わることで順序性や、順番を待つこと、譲り合って遊ぶなどのルールを知ることができ、自制心や社会性が養われる。

◆配慮すべき事項

異年齢児が一緒に過ごす空間で、一人ひとりの子どもが安心して遊べる環境を考えてみましょう。

・合同保育になる際に必要な子どもへの配慮について

幼児の人数に対して乳児の人数が少ない場合、小さな子どもたちは圧倒されてしまう場面がよく見られます。安全面においても、保育室の中では走らずに歩くように伝えるなど、他のクラスから集まってくる子どもたちにも事前にルールを伝えておくことも大切です。また、複数のクラスで入室が重ならないように移行のタイミングも考えましょう。

・ひとりひとりに見合った玩具の設定について

まず合同保育時間になる前に、異年齢児の活動の内容やレベルの設定について計画を考えておきましょう。合同保育に入る子どもを把握し、様々な年齢幅で楽しめる遊びや玩具を保証する工夫が必要です。グループで遊べるようなゲーム的な玩具や、ごっこ遊びなど見立てて遊べるようなものや、椅子に座ってじっくり集中して遊べる玩具など、合同保育に入る子どもの発達や興味を把握し用意しておくことが大切です。絵本の選択や量など、適切な配慮も忘れずに。常に子どもの遊ぶ姿を観察し、遊びこんでいる玩具と遊ばなくなってきている玩具を見分けながら、見通しをたて適切な玩具の入れ替えが必要になります。

・年齢幅で安心できるスペースやコーナーの確保

遊び方によっては、スペースをとるものもあったり、机の上で行う遊びもありますが保育室全体の広さから、子どもの年齢幅を考慮したバランスのよい配分を考えます。ゆったり過ごせるコーナーでは乳児が遊べるように、動きのある遊びのコーナーを近づけないなど配慮してみましょう。全体としては小さな子から大きい子の遊びの環境を異年齢の発達のレベルにそって順に流れるように設定をすると、子どもの導線が確保されやすくなります。

合同保育では、クラス担任以外の保育士の関わりもありますので、全体の子どもを把握し、一人ひとりを見るために保育士の動きなどの工夫が必要です。安心できる保育士の存在は大きいので、異年齢児クラス以前の段階で、自主性や意欲を育てるための保育の関わり方もみなおしておくとよいでしょう。もっともしてはならないのが、大きい子に対して「大きいんだから」と圧力をかけてしまうことがあったり、小さい子ばかり気になり、大きい子と関わる時間を持てないとなっては、子どもは不安になります。それぞれの子どもの距離感や興味を日常の保育から保育士が把握し合い、朝や夕方の時間帯の子どもの気持に寄り添ってあげられるようにしていくことが大切です。それは、保護者の方に対しても安心して預けられる保育園(環境)ということにもつながるでしょう。

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